函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」が、定期的に発送しているニュースレターを掲載いたします。

 9月15日の例会は15名が参加で、2名が初参加で2グループに分かれて、お子さんが不登校真っ最中の方の悩みを中心に語り合いました。
 10月20日の例会も初参加の方が4名の計13名でした。中学生の不登校のご家族が6名で、高校受験への対応も含め、子どもにどのように関わったらよいか熱心な話し合いとなり、時間が全然足りずに終了後もロビーで語り合いました。また、不登校やひきこもりを経験した青年や「すまいる」のボランティアスタッフも参加し、若い人たちの声も聞くことができました。

 

例会日程:会場は函館市総合福祉センター「あいよる21」 13:30~16:00です。

  11月17日は4階会議室です。12月15日、1月19日、3月16日は1階会議室、
  2月16日は「函館市地域交流まちづくりセンター」の予定です。
    
 

第5回「多様な学び」勉強会を11月23日(土)13:30~15:30、地域交流まちづくりセンター 開催でしますので、是非ご参加ください。詳しくは同封チラシをご覧ください。

 

当会の会計年度は1月~12月で、2014年もご参加くださる方は、同封の振込用紙で年会千円を納入いただくか、例会時に持参いただければ幸いです。当会は公的な助成を受けず、会費や寄付で運営しています。今年の会員は92名で、ご支援に心から感謝申し上げます。

 

11月30日に開催される教育相談会特別講演会で、運営委員の高石勇光さんと田中透さんが講師で登場します。また、運営委員の寺島真寿美さんも、主催の北星余市パドレスの会の活動を積極的に担っておりますので、多数の参加をお待ちしています。詳しくは同封のチラシをご覧ください。


 9月18日に函館圏フリースクール「すまいる」で開催したランチ例会は17名が参加し、盛況でした。「すまいる」との交流も進み、とても心強いです。11月から第2・第3水曜日13時~15時、子どもカウンセリングルームも開設され、阿部真由子さん(日本教育カウンセラー協会認定初級教育カウンセラー)が担当します。阿部さんは「フリースペース自由高原」や「すまいる」のフリスペスタッフの経験もあり、優しいお姉さん的な立場でお子さんをサポートしてくれます。料金は無料ですが、予約が必要ですので、詳しくは「すまいる」にお問い合わせください。(☎080−4349−6463) 


□不登校の出現率は、小学生では児童千人当たり3.3人ですが、中学生は26.4人と急増しますので(平成23年度文科省調査)、やはり例会にもお子さんが中学生というご家族の参加が多くなります。会に参加を重ねるなかで、「無理して登校させることは逆効果」という気持ちになっていただけるのですが、やはり高校進学が気になり、そこをどうクリアするかが思案のしどころです。今回も、中学校で不登校気味だったけども高校には行きたいということで、出来るだけ登校するよう頑張って進学を果たしたご家族が参加されました。中学ではいじめもあったので地元高校は嫌ということで、遠く離れた寮のある高校に進学し、心機一転頑張るつもりでしたが、1年生後半で体調を崩し戻って来ました。ご家族も、これまでの無理が重なりダウンしたことを理解し、メンタルクリニックを受診しながら自宅療養しており、本人もご家族も、無理に復学することはないと考え始めています。
□中学校の不登校について、高校進学を目標にして何とかしようと焦るのは禁物です。高校進学率が98%ですから、「そこに入れなかったら大変」という気持ちは分かりますが、お子さんの成長にとって、高校進学は「手段」のひとつに過ぎません。お子さんがいろいろな辛さを抱えている場合は、その高校が「手段」として適切なところかどうか、さらに慎重な検討が必要です。ただ、「高校は行かなければならいもの」という「世間の常識」が、ほとんどの子どもたちに沁みこんでいますので、お子さんが自ら「進学しない」と結論づけることは、現実問題としてなかなか難しいです。その場合は、本人が行きたい思っている高校を受験してもらい(合格できそうかどうか云々で、周りが余計な口出しをしないことが肝心です)、入学できればそれに越したことはありません。しかし、上手くいかないことが分かれば、前述の方のように早めに撤退するのが良いと思います。

□高校生の不登校も生徒数千人当たり16.8人で、珍しいことではありません。無理に復学にこだわらず、まずは休養第一と考えることができれば良いのですが、どうしても焦って次の道を考えてしまいがちです。ゆっくり休養することで本人にエネルギーが溜まってきて「何かをしたい」という気持ちが湧き上がってきたときに、ご家族が一緒に考えるのは良いのですが、周りが先回りしてあれこれ勧めると、かえって本人の回復を遅らせてしまいます。15歳からは若者サポートステーションも利用できますので、本人に元気が戻ってきたならばその利用も選択肢のひとつですし、親御さんの相談も受けていますから是非ご相談ください。(☎0138−22−0325)

□最近の例会では「発達障害」をめぐる不安や悩みがたくさん出されます。「色々と経験させたり、人と出会う機会をつくり、コミュニケーション能力をつけたいと思っているが、子どもが望んでいないなら負担になるだけではないかと悩んでいる」「発達障害なのではないかと思うことがあり、専門機関で診断を受けた方がよいかどうか迷っている」「家庭が経済的に可能ならば、専門学校や大学に進学して学歴を得ることはできるかもしれないが、社会に出てからコミュニケーションがなかなか上手く取れず躓いてしまうことが多い」など、切実です。
 また、「養護学校や特別支援学級にした方が本人にとって無理がないのだろうか」「早めに障害認定を受けて、障害年金や障害者就労などの福祉的な支援を利用したほうがようのだろうか」ということも、親にとって判断に迷うところで、いつも例会で話題になります。一人ひとり状態や経過、家庭状況などが違いますから一概に「こうすべきだ」という結論を出すことはできないと思いますが、検査や受診する気持ちになっていない子どもを無理やり引っ張っていっても良い結果は生みません。このような場面に限らず、親の不安感が先に立って子どもに働きかけることで、親子関係が悪化することは多くのご家族が経験していると思います。
 受診は「目的」ではなく、本人がこれからの生活にプラスになるために「利用」するものですから、利用する気持ちがない段階では役に立ちません。そのためには、いろんな経験を経ることで、うまく行かないことに本人が気がつき悩み、「何とかしたい」とい気持ちなるというプロセスが必要です。そのときに、「お前はどうしてダメなんだ」と親が本人を責めたりしないで、その辛さに共感し一緒に考えるというスタンスが大切です。ですから、親御さんが「子どもは発達障害かもしれない」と悩んだならば、親御さんがまず専門相談機関を利用し、発達障害についての正しい理解と、子どもへの適切な関わりかたを学ぶことから始めた方がよいと思います。

登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会では、運営委員を募集しています。

例会の後に適宜開催していますので、例会で話し足りなかったことなどを語り合う場にもなり、いろんな方々とのつながりも増え てとても有意義だと思いますので、お引き受けいただける方は野村までご一報いただければ幸いです!^^)!
※例会参加費:資料代200円(年会費千円納入の方、17歳以下のお子さんや学生は無料です)
※代表:野村俊幸   〒042-0932 函館市湯川町1丁目25番4号
  携帯:090-6261-6984  FAX:0138-57-3041 Eメール:tnomura@sea.ncv.ne.jp
※運営委員:後藤健一 小林敏雄 鈴木三千恵 高石勇光 田中透 寺島真寿美 三浦晋一郎