函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」が、定期的に発送しているニュースレターを掲載いたします。

 7月21日の例会は16名の参加で、初参加や久しぶりの参加の方も多く、現在進行形の悩みを中心に語り合いました。8月18日の例会も16名名の参加で、最近また参加者が増えています。アカシヤ会は今年21年目に入りましたが、出される悩みは発足当初とほとんど変わっていませんし、全国で17万人もの小中高校生が不登校という状態が続いていることは、単にその子どもや家庭の問題として片づけることはできず、不登校を生み出す背景にもっと目を向けていく必要があると思います。
 

例会日程:注!9月15日も「函館市地域交流まちづくりセンター」です。

  住所:末広町4‐19 時間:13:30~16:00 会場は当日掲示されますのでご確認ください。
  その他は、会場は函館市総合福祉センター「あいよる21」 13:30~16:00です。
  10月20日、12月15日、1月19日は1階会議室、11月17日は4階会議室です。
 

第4回「ランチ例会」を9月18日(水)11時~「すまいる」で開催します。

6月5日に函館圏フリースクール「すまいる」で開催したランチ例会にはすまいるスタッフや利用者さん
 も参加し、18名で大いに盛り上がり楽しい交流会になりましたので、今回も同様に開催します。
 参加費は無料ですが、昼食は各自持参し、シェアしながら語りあいましょう!(^^)!
 

第5回「多様な学び」勉強会を11月23日(土)13:30~15:30、地域交流まちづくりセンター 開催でします。

8月31日の第4回は悪天候の中15名が参加、運営委員の後藤 健一さんが現職教員の立場から「学校が抱える課題」について話題提供し、教職員も子どもたちも、時間的にも精神的にも余裕がな状態に追い込まれている現状が具体的に明らかにされました。会員以外にも函館市議会議員、教育大学の先生、里親会役員、キャリアカウンセラー、地域の音楽活動など様々な分野の方々にも参加いたたき意見交換しましたが、テーマが多岐にわたり2時間はあっと言う間に過
ぎてしまいました。また、高石勇光さんが「多様な学び保障法」の概要を説明し、今後引き続いてこの法律案の持つ意義や課題について学習を進めていくこととしました。国で決めた学校しか普通教育を実施する機関として認められていないために、子どもたちの多様な成長の道筋を妨げ、不登校にな  れば人生が閉ざされるかのように思い込んでしまう現状を変えていきたいものです。第5回の内容は次号でご案内します。勉強会の問い合わ先:高石勇光さん(携帯:090−1304−0586)


★例会では数々の名言が生まれますが、今回もたくさん出ました! お子さんが小学校で不登校だった先輩お母さんが、『人にはできないことがたくさんあって、「学校に行けない」というのはその中のひとつに過ぎないし、できることもたくさんある。学校に行ってても料理ができない子もいれば、学校にいかずに家にいて料理ができる子もいて、どっちが後で役に立つかわからない。できないことではなく、できることに目を向けましょう!』と話されていましたが、全くそのとりと思いました。わが家(野村)も次女が小学4年生から不登校でしたが、時間がたっぷりありましたのでいろいろ料理に挑戦し、共働きの私たちはとても助かりました。本人も自炊を始めたときに大いに役立ったようで、4人家族になった今も、炊事は苦にならないようです!(^^)!

★それでも「学校で得るものの方が大きく、家だけでは社会人として自立するのが難しいのでは?」という不安もぬぎいきれません。もちろん学校で学ぶこともたくさんありますので、学校生活が苦痛でなく、自分にとって役に立つと思えれば、学校でどんどんいろんなことを学び吸収してほしいと思います。でも、その場がとても苦手な人もいます。高校卒業後に進学も就職もうまくいかず、数年間ひきこもった経験のある若者は『学校では人間関係が苦痛なだけで、コミュニケーションを学校生活で学んだという実感はない。ひきこもっているときに自分なりに本を読んだりしていろいろ勉強し、少しずつ動き出していろんな人と関わりを持つようになってからコミュニケーションを学んだと思う』とお話しています。「学校でしか学べない」と思い込む必要はないのです。  
★お孫さんが不登校になり始めて心配というお祖母さんも参加してくださいました。やはり昼夜逆転し、お母さんやお祖母さんに暴言を吐いたり、拒否的になることもあって、心を痛めています。お子さんが不登校だった皆さんからは、『親や周りが学校に行かそう、行かそうとしている間は、子どもにとっては辛い気持ちが理解されず、自分が否定されていると感じるので、親や周りを拒否したり攻撃しがちになってしまう。こちらの気持ちを早く切り替えられるかどうかが鍵。子どもにとって今ゆっくり休むことが必要なんだとこちらが理解し、無理して学校に行かなくても良いと口に出して伝えてから子どもとの関係が良くなった』という体験が、異口同音に語られました。なかなかそれが難しく時間がかかるのも現実で、親子関係は煮詰まりがちになりますので、お祖母さんやお祖父さんがクッションになり、お孫さんが甘えることができるようになると、とても良い影響が出ると思います。前号でも紹介しましたが、Fonteの「孫の不登校」はとてもためになる連載です。

★「夏休み・冬休み明け」は不登校の子ども・家族にとって「鬼門」です。大概のお子さんは休み中は元気になります。すると親や先生は「これだけ元気になったのだから今度は登校できるはず」と考えがちですが、話は逆だと思います。体験者のお母さんが「学校が休みで、行かなくて良いから元気になるんです」とお話していましたが、全くそのとおりです。学校が何らかのストレス要因になっているので、一度すっかりストレスから遠ざかることが回復の近道ということはメンタルヘルスでは当然のことですが、なぜか不登校についてはこの常識がなかな理解されません。それだけ「学校は必ず行かなければならない」という呪縛が強いのだと思います。

★このように同じ悩みが繰り返され続いているのは、「不登校の解決=学校復帰」とされ「学校に戻すにはどうしたらよいか」が「不登校対策」の中心になっているからです。これを根本的に改めるにはまだまだ時間がかかるでしょうが、その中でも少し明るい話題は、「親の気持ちの変化」の時間が以前よりは短くなったことだと思います。中学生のお子さんが偏頭痛で休みがちになり、やがてすっかり行けなくなってお母さんも悩みましたが拙書を読んでいただいたり、6月29日の奥地圭子さん講演会に参加されたことをきっかけに、お子さんに「ゆっくり休もう」と言ったところ、お子さんは「学校はとても疲れる。行きたくない」とお母さんに自分の気持ちをはっきり伝えることができ、それ以降偏頭痛は治まったそうです。もちろん、「このままで良いのか?」と心は揺れますが、例会に参加して同じ悩み持つ親御さんと語り合うことで、その揺れもだいぶ小さくなるそうです。例会で明確な答えが出るわけではありませんが、解決の手がかりを得る貴重な場になっていることは確かです。

登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会では、運営委員を募集しています。

例会の後に適宜開催していますので、例会で話し足りなかったことなどを語り合う場にもなり、いろんな方々とのつながりも増え てとても有意義だと思いますので、お引き受けいただける方は野村までご一報いただければ幸いです!^^)!
※例会参加費:資料代200円(年会費千円納入の方、17歳以下のお子さんや学生は無料です)
※代表:野村俊幸   〒042-0932 函館市湯川町1丁目25番4号
  携帯:090-6261-6984  FAX:0138-57-3041 Eメール:tnomura@sea.ncv.ne.jp
※運営委員:後藤健一 小林敏雄 鈴木三千恵 高石勇光 田中透 寺島真寿美 三浦晋一郎