函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」が定期的に発送しているニュースレターを掲載いたします。

   

3月20日例会は12名と久しぶりに少人数でしたので、グループ分けせずに全体で語り合いました。お子さんの年齢も小学生から成人した方までに幅広く、不登校の経過や状況も多岐にわたりましたので、幅広く貴重な体験や情報を共有することができました。

4月17日例会は16名の参加でした。お孫さんが不登校になり、どのように関わったらよいか勉強したいと初めて参加された方のお話を中心に、みんなで語り合いました。また、この春にお子さんが高校進学したご家庭も多く、焦らずに子どものペースを大事にして見守りたいというお話も出ました。最近は16時以降も会場を確保していますので、例会終了後の自主交流も活発です。 

例会日程:会場は函館市総合福祉センター「あいよる21」開催です(13:30~16:00)
6月19日・7月17日・9月19日は第4会議室で、8月21日は会場未定です。
 
5月15日は拡大例会で1階会議室です。不登校・ひきこもりを体験した当事 \者や親御さんに体験を語っていただいて質疑応答を行う形で進行します。

□日程(体験発表)13:30~15:00 (質疑・意見交換)15:00~16:00 16時以降は自主交流
□体験者Sさん発表:20代女性、小学5年生から不登校、フリースペース自由高原などに参加 
□体験者Dさん発表:20代女性、中学で不登校、高校中退後長いひきこもりを経て現在アルバイト中
□お母さんの体験報告はTさんと鈴木さん。鈴木さんのお子さんは、中学時代に長い不登校を体験し現在大学生、「不登校の子どもに聞きたい」ことを事前に連絡いただければ、本人に問合せてお子さんの意見や気持について紹介くださるとのことです。
鈴木さんへのご質問は☎090-2054-7693へ。

講演会は11月20日(日)、高橋実花先生にお引き受けいただきました!(^^)!
□日 程 (講演)13:30~14:50  (質疑・意見交換)15:00~16:00
 □会 場 函館市総合福祉センターあいよる4階会議室(予定)
 □テーマ 困難を抱える子ども・若者に寄り添うために~家族・教師・支援者などにお願いしたいこと
□講 師 高橋実花さん(小児科医、北海道発達障害者支援センター「あおいそら」相談員)
 □参加費 200円、会員及び後援団体メンバーは無料
 □後援(予定) 道南ひきこもり家族交流会「あさがお」「昴の会」~不登校をともに考える会
         函館圏フリースクール すまいる など

※「函館圏フリースクール すまいる」も新年度が本格スタートしました。フリースペースに新企画が登場、学習支援(訪問支援も含む)のニーズも増えており内容を充実させました。毎週月曜日午後の個別相談(主に保護者・関係者対象)も継続します。詳しくは同封の「すまいる月報」をご覧ください。 

※「北方ジャーナル」2016年8月号に、若者の就労支援について野村のインタビュー記事が掲載されました。遅くなりましたが、「不登校の解決=学校復帰」ではないのと同様、「ひきこもりの出口」を「就労」にこだわると、かえって身動きが取れない場合があり、こちらも柔軟な考え方と多様な支援策が必要であることを述べていますので、ご覧いただければ幸いです。

※同封のFonte記事の当事者手記「親にされて苦しかったこと、うれしかったこと」は必読と思います!

【例会に参加して…運営委員・後藤健一】

「学校は必ず行くものだ」との思いから《無理やり、車に乗せて、子どもが泣こうが喚こうが、ビンタしてでも学校に連れて行った…》「どうして学校に行ってくれないのか?」と子どもを責め、親本人も自身の躾や子育てを責め続ける…アカシヤ会でよく聞かれる話であり、不登校・登校拒否の親子が「来た道また通る道」であるようです。

野村さんの本を読み、アカシヤ会で色々な話を聞いて「学校に行かない!」という選択をしたら、子ども本人も親も元気になっていった。通常学級の教室には行けないが校長室や保健室、会議室など数時間だけ登校して『出席扱い』にしてもらっている場合もあるが、学校によっては放課後や家庭訪問などで担任と会うことで『出席扱い』してくれる場合もあるらしい。

学校は「行かなければならない場所」というより「(部分的にでも)利用する場所」と考えると気が楽になるという話があり、『なるほどなぁ~』と納得。最近では、「函館圏フリースクール すまいる」の学習支援を利用する親子も増加傾向とのこと。

2月22日(土)の夕方、HBCテレビ『TBS報道特集』という番組で「学校を飛び出した子どもたち~多様な学び」が放送された。現在、全国に12万人の不登校の子どもたちがいる。理由や原因、きっかけなどは様々…。

それは函館アカシヤ会の親子も同じ。《みんなちがって、みんないい》 学校は、先生の言うことを素直に聞くロボット作りから、子どもたち一人一人の多様性を認めようという体制・システムに徐々に変わりつつある(そうなることを強く望みます!)。

ずっと「不登校・ひきこもり」だった子どもがコンサートやプロ野球観戦などをきっかけに外の出たという例もあるように、何がきっかけで、どんなタイミングで外出できるようになるかは、悲しいかな誰にも分からないようです。子ども自身が感じ・考え・動き出すまで大人たちは待つしかないようです。 

函館地域には幸いにも「アカシヤ会」や「昴の会」「フリースクール すまいる」など不登校の問題を真剣に受け止め、語り合う場があります。その意義は益々大きくなっているように思います。この現実を学校現場の教職員や医療、福祉などに関わる人たちは真摯に受け止めて、教育委員会など教育行政に改革・改善の声を是非とも挙げていただきたいものです。

【「見守る」ことの難しさ】

後藤先生がレポートで述べておられるとおり、「待つことの大切さ」を学び、実感できるのが例会のとても大きな役割だと思います。ここで言う「待つ」とは、「何もしない」ということではなく、「子どもに寄り添って見守る」という積極的な行動なのですが、それがまたとても難しく、保護者の心は絶えず揺れることもまた事実です。そのことをお互いに再認識し、支え合うこともまた例会の大きな力なんだと思います。

また、「待つ」ことと合わせて「見守る」ことの大切さもよく語られます。4月例会である親御さんが、自戒の念を込めて「子どもを『見守る』つもりが『見張る』ことになっていないでしょうか」と仰っていました。ナルホド!これは鋭い指摘で、参加者一同、思わず「うーん」と唸って、大きく頷き合いました。親、親族、教師など、大人たちの一挙手一投足を子どもはしっかり見ていて、大人たちの意図を確実に感じ取ります。「子どもを何とかしよう」と考える前に、自分自身を見つめ直すことが大事なんですね(^_^;)、

※登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会では、運営委員を募集しており、現在は15名の方にお引き受けいただいています。例会の後に適宜開催しに別途ご足労願うことはありませんので、あまり負担にならないと思います。また、例会で話し足りなかったことなどを語り合う場にもなり、いろんな方 々とのつながりも増えます。お引き受けいただける方は野村までご一報いただければ幸いです。

◇例会参加費:資料代200円(年会費納入の方、17歳以下のお子さんは無料です)
◇年会費は千円で、隔月でこのような会報をお送りします。当会は公的助成等を受けず、会費・寄付のみで運営しておりますので、当事者だけでなくこのようなテーマに関心をお持ちの方々にも広く会員登録いただき、ご支援・ご協力いただければ幸いです。
◇代表:野村俊幸
〒042-0932函館市湯川町1丁目25番4号 携帯:090-6261-6984
          FAX:0138-57-3041 Eメール:tnomura@sea.ncv.ne.jp