函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」が、定期的に発送しているニュースレターを掲載いたします。


明けましておめでとうございます。昨年は「いじめ」自殺や子どもの貧困、若者の就職難など、世界で最も豊かなはずの日本で、子どもや若者を取り巻く生活環境が厳しさを増していると感じざるを得ない1年でした。
今年はアカシヤ会が設立20年を迎え、昨年の会員は100名を数えました。これは不登校をめぐる情況が依然として改善されれず、誤解や無理解の中で苦しむ子どもや家庭が後を絶たないことの表れであり、これからも当会は微力ながら活動を続けて参ります。(次回の会報発行は3月です)


例会日程:会場は函館市総合福祉センター「あいよる」、13:30~16:00です

1月20、2月17、3月17日は1階会議室、4月17日は3階第2会議室、5月19日は
6月16日3階第1会議室で、今年から開催時間を16時までに延長します。基本的には第3日曜日に「あいよる」で開催しますが、会場や行事の都合で変わる場合がありますので、会報でご確認ください。
※1月20日例会では、会員の安藤さんから、ご自身がお子さんとの関わりを通して学んだ 「セルフカウンセリングを応用したコミュニケーション」についてお話いただき、話し合いを行う予定です。
また、例会終了後、新年会を開催しますので、さらにゆっくり語り合いましょう!(^^)!
日時・会場:1月20日17:30~ 箱館番屋「稜雲亭」 (本町8-20みつわビル2F ☎54-3221)
会費:3500円  申し込み:1月18日までに野村(090-6261-6984)へ


ランチタイム・アカシヤ会を開催します!!

「月に1回の開催では話したりない」「日曜日は出かけにくいに」といった声にお応えして、今年から平日の昼間に、昼食をいただきなが語り合う会を開催します。第1回目は下記のとおりで、開催希望者が多い場合は、今後定例化も検討しますが、当面、通信で開催日時・場所をご確認ください。
日時: 月  日        会場:
会費:     申し込み: 月  日までに寺島(090-9524-0570)へ


奥地圭子さんをお迎えし20周年記念フォーラムを開催します!!

6月29日(土)13時~17時、函館市総合福祉センター「あいよる」4階会議室
奥地さんは「親の会」の草分けで、日本で初めての本格的フリースクール「東京シューレ」を開設、現在は不登校生徒のための公的な学校「東京シューレ葛飾中学校」校長も務めるなど、この分野の第一人者です。ご自身の息子さんの不登校体験から「親の会」活動を始められましたので、「子どもが不登校になったときにどのように受け止め、対処したらよいか」という実践的お話から、現在の日本の教育が抱える諸問題と不登校の関連、多様な学びの場の保障を目指す教育改革など、不登校をめぐる様々な課題について、たっぷり語っていただきます。また、函館地域でのいろいろな「親の会」活動やフリースクールの実践なども報告し、質疑応答の時間設けますので、是非今から日程を空けていただき、たくさんの方の参加をお待ちしております。終了後には20周年記念パーティも開催予定ですので、詳しくは次号でご案内いたします。


★昨年11月18日の例会は17名もの参加者があり、お子さんが中学生以下の家庭とそれ以上の年齢の家庭の2グループに分かれて話し合いましたが、それでもで全然時間が全然足りず、12月23日の例会も17名が参加し同じような形で行いましたが、やはり語り尽きませんでした。それだけ多くの悩みが山積してます。

 

★中学生の不登校では高校進学をめぐる悩みや不安がとても大きいですが、義務教育は出席しなくても卒業できますので、「高校進学にはいろんな道がある」という情報をしっかり仕入れ、親が慌てふためかないことが肝心です。「高校卒業認定試験」も以前の大検に比べるとかなりハードルが低くなりましたし、こういった情報が、十分に本人や家庭に伝わっていないようですので、お近くに悩む方がおいででしたら、是非お伝えください。
会員のお子さんで中学生時代に長期間の不登校を体験し、現在大学生の方が「学校が自分をすり減らすような辛い場所になっているならば、義務教育期間にしっかり学校を休んで充電し、それ以降に備える方が利口だと思う」と語っていますが、ナルホド!と思います。
★高校年の場合は不登校が長引きますと、単位不足から留年や中退といった問題がのしかかり、新たな悩みに直面します。しかも、思春期から青年期に至る時期は精神的に不安定になりがちですから、周りが先を急いで追い詰めるような対応をしますと、精神疾患のような症状を訴える場合がとても多いので、注意が必要です。
確かに高校中退はリスクがありますが、会に参加されるご家族のお話をうかがいますと、「せっかく進学できたのだから」とその高校に拘るよりも、早めに気持ちを切り替え、別の道を進んだ方がダメージが少ないように思います。この例会でも、通信制や北星余市高校などに転校して元気に暮らしている体験がたくさん話されました。
同封の「朝日新聞」の記事に掲載されている北星余市高放送局の友善さんは、アカシヤ会メンバーのお子さんです。お母様はアカシヤ会や「昴の会」などで、同じような経験をされたご家族・当事者との出会いが、大きな力になったとお話されています。

★お子さんが不登校になったときや、「いじめ」に遭ったときの学校の対応に不信感を持つ親御さんのお話が毎回出されます。「母親だけで先生に対応するのと父親とでは対応が違い、母親だと軽くあしらわれる」「『いじめをしている子の親に話しているのか』と先生に聞いたら『怖い親なので言っていない。あなたも気をつけた方がいい』と不安を煽るようなことを言われた」「なんとか保健室や別室登校できるようになったのに教室に戻ることを急かされ、子どもが辛そう」といった話をうかがいますと、学校も様々な問題をかかえて大変な状況ですから、全て学校が悪いときめつけることはできませんが、親御さんにそのように受け取られているとするならば、もう少し丁寧な対応を望みたいと思います。

★もちろん、子どもや親御さんに寄り添い、しっかりサポートしてくださる先生方や学校もたくさんありますし、当会は会の紹介チラシにも記載のとおり、学校批判や学校否定を目的にしているわけではありませんので、学校不信を増幅するような記事はできるだけ控えたいと思います。ただ、教育政策の基本的な「不登校対策」は、「不登校の未然防止と学校への早期復帰」ですので、この方針を忠実に実践しようとすれば、子どもや家庭との摩擦が起きてしまいます。そんなときは、学校との関わりをできるだけ少なくし、距離を置いて関わる方が賢明ではないでしょうか。「学校にこちらの気持ちをしっかりり分かってほしい」「わが家だけの問題ではないので、もっと対応を改善してほしい」という意見はもっともですが、ご家族が疲弊しては子どもも守れません。学校がらみのご家族のストレスを、できるだけ減らすための「かわす術」も必要ではないかと思います。
昨年9月29日に開催した「いじめから命を守る緊急集会」での野村の講演記録「親ができること、なすべきこと~わが家のいじめ・不登校体験から」も多少なりとも参考になると思いますので、ご希望の方に添付ファイルで送信いたしますので、ご一報ください(ワード・A4版14ページ)。


「多様な学びの場の創造」部会がスタートします!

現在の学校には通わない全国12万人の小中学生や5万人と言われる高校生の“教育を受ける権利”を保障しようと、2012年7月に「多様な学び保障法を実現する会」が立ち上がりました。全国のフリースクール運営者や著名な教育学者などが共同代表を務めます。政権が変わったなかでどのように「保障法」を実現していけるのか未知数ではありますが、現代において必要不可欠な法律であると感じ、函館アカシヤ会の中に「多様な学びの場の創造」部会を作りました。しかし多様な学びの意味するもの、その目指すものは、個人的な発想や見解を超えた“大きな社会的課題に対する取り組み”であることから、じっくりと勉強
会を重ねながら私たちの認識を深めていくことが必要と思われます。そこで3月より「多様な学び勉強会」をスタートします。会員をはじめさまざまな立場の方々に参加を呼び掛けテーマ学習と意見交換をしていきますので、関心をお持ちの方は是非お気軽にご参加ください。。
◇第1回 多様な学び勉強会 テーマ「いまなぜ多様な学び保障法を実現しようとするのか」
日時・場所 3月2日(土) 午後2時~4時 函館市総合福祉センター4F会議室
◇第2回は5月を予定、テーマについては、第1回勉強会で話し合って決めます。
◇第3回は、函館アカシヤ会20周年記念フォーラムの講師奥地圭子さんが「多様な学び保障法を実現
する会」の共同代表を務めていますので、その講演をもとに意見交換を行います。
担当:函館アカシヤ会運営委員 高石勇光


当会の会計年度は1月~12月ですので、2013年もご参加くださる方は、同封の振込用紙
にて年会費1000円を納入いただくか、例会時にご持参をお願いいたします。
当会は公的な助成を受けず会費のみで運営しており、2012年は100名の方に参加いただきました。
皆さまのご支援に心から感謝申し上げますとともに、引き続き加入いただければ幸いです。
振込用紙の同封は今号までといたしますが、すでに振込済みの方には行き違いをご容赦ください。

 

会の名称を簡略化し登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会に変更しますが、活動の理念や方針はこれまでと変わりませんので、よろしお願いいします!!
また、これまでは事務局・事務局代表という体制でしたが、今後は「運営委員・代表」という形にいたします。活動内容はこれまでと変わりませんので、引き続き運営委員を募集しています。内容は、 講演会やレク活動の企画・実施などをテーマに、例会の後に適宜開催しており、そんなに大きな負担になりませんし、例会で話し足りなかったことなどを語り合う場にもなり、いろんな方々とのつながりも増えて、とても有意義だと思いますので、お引き受けいただける方は野村までご一報いただければ幸いです!(^^)!
※例会参加費:資料代200円(年会費1000円納入の方、17歳以下のお子さんや学生は無料です)
※代表:野村俊幸   〒042-0932 函館市湯川町1丁目25番4号
携帯:090-6261-6984  FAX:0138-57-3041 Eメール:tnomura@sea.ncv.ne.jp
※運営委員:鈴木三千恵 後藤健一 小林敏雄  高石勇光 寺島真寿美
(2013年1月現在)