函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」が、定期的に発送しているニュースレターを掲載いたします。

3月16日の例会は14名で、4月20日の例会は11名の参加で、いつも初参加の方がお見えになります。

お話をうかがいますと、不登校による悩みや苦しみは以前と何も変わっていません。「学校に行かないと子どもの人生が閉ざされてしまう」という世間の「常識」を少しでも変えていくにはどうしたららよいでしょうか?

また最近は、不登校や引きこもりを体験した若者や発達障害当事者の方も参加してくれ、当時の状態や親に対する気持ちなどを直に聞くことができ、貴重な交流の場にもなっています。

例会日程:函館市総合福祉センター「あいよる21」で開催します(13:30~16:00)

  6月15日(1階会議室) 7月20日・9月21日・10月19日(4階会議室)
8月17日は「地域交流まちづくりセンター」の予定です(次号会報でご確認ください)
 5月18日 は子どもの未来を支援する道南ネットワークの集いです!
  同封のチラシの内容で開催しますが、おそらく当地では初の試みですので、是非ご参加ください!(^^)! 

6月5日(木)11時~13時「ランチ例会」を開催、会場は「すまいる」です!

   参加費は無料ですが、各自昼食を1品+α持ち寄り、交換しながら食べ、語り合いましょう!(^^)!
  その「函館圏フリースクール すまいる」が、今年制定された北海道新聞「地域げんき大賞」を道南地域から選定され受賞しました!(^^)! 詳しくは同封の新聞記事をご覧ください。

第8回「多様な学び」勉強会:6月28日(土)13:30~15:30「あいよる」2第2会議室

  今回はキャリアカウンセラーの斎藤瑞さんが、若者サポートステーションの事業などを通して、中退問題や就職めぐる様々な問題など、高校生と高校現場の抱える課題について講演します!!
  若者を取り巻く厳しい状況の理解を深め、意見交換しますので、多数の参加をお待ちしています。


◆高校や大学で不登校になり、留年か休学か中退かの判断を迫られて悩む方の参加が増えています。そこに至るまでの事情は様々ですが、お子さん自身が大きなダメージを受けており、親にも自分の気持ちを話しできない場合が多いようです。

すると親御さんは、「子どもが何も言ってくれないから困る」とさらに悩み、「どうするつもりだ」と子どもに迫るような関わりになりがちです。すると子どもは、一層口を閉ざすという悪循環に陥ります。

 例会では、「急いで結論を出さない」「子どもに無断で決めない」「聞いたら必ず返事してもらえるとは思わず、それでも声は掛け続ける」「直接話しようとすれば煮詰まってしまうので、メールや手紙の方が有効な場合もある」など、ご自身の体験に基づいた意見がたくさん出されました。


◆「うつ病」の患者さんへ対応で「重大な事項についの判断は避けることが大切」と言われています。このような状態のお子さんが必ずしも「うつ病」とは限りませんが、そのようなリスクを抱えているかもしれませんので、「結論先送り」という配慮は大事だと思います。また、各学校によって決め方は様々でしょうが、最大限時間の猶予をもらうよう交渉することも必要になってくるでしょう。

 仮に「退学」という選択をせざるを得ない場合でも、「それで道は閉ざされたわけではない」こと、「いろんな選択肢がある」ことをしっかりお子さんに伝えるのも大切で、その場合は「止めたからすぐ次を」と迫るような言い方はしないで、あくまで情報を伝える姿勢に徹することが大切という話も出されました。

また、「若者サポートステーション」の活用も効果的で、まず保護者との相談からスタートすることもできます。


◆特に2~4月は、不登校に限らず進路をめぐって親子共々揺れる時期ですので、中学時代に長く不登校だったりすると、さらに不安は大きくなります。

その波をしっかり超えてきた方の体験もお聞きすることができました。一番のポイントは「その時点その時点でお子さんが出来ていることを認め、判断を尊重する」ことのようです。

最初の壁は、高校受験するかどうかです。「受験しない」気持ちが固ければ、無理に受験させても上手くいくはずはありませんから、そのことで「この子はダメだ」などと子どもを決して見放さないこと、そして、子どもの気持ちが変わるかもしれないので、その場合の選択肢について情報収集に心がけようと考えました。

 「受験する」と言っても、本当に行くかどうか分かりません。その場合は、「受験する」という気持ちになったことが素晴らしいことなので、仮に試験当日の朝行かなくても、決して責めないようにしようと心がけたそうです。


◆お子さんは受験を無事クリアし合格しましたが、「合格しても行かないかもしれない」と言っていたので、本当に入学手続きをするかどうか心配でした。

締め切りの朝、お子さんは「入学辞退届」を持って中学校に出かけましたが、親御さんは「受験できたこと」をその時点でのお子さんの最大限の努力と受けとめ、「それも良し」としました。

中学校の校長先生は親身になってお子さんの相談にのってくれて、じっくり話し合った結果、辞退しないで入学手続きしようということになり、校長先生はお子さんと一緒に親御さんのところに伝えに来てました。

 次の関門は、「本当に通学するかどうか」ですが、ここでも親御さんは「入学手続きまでできたのだから精一杯頑張った」と受けとめ、「せっかく入学したのだから必ず行くように」とは言わなかったそうです。

 それから1年、お子さんは通学を続けています。自然と触れ合う機会の多い学校で、お子さん自身がその学校を気に入って、自分で選んだそうですので、
 進路選択で一番大切なのは、あくまで本人の希望ということを今回のお話でも再認識しました。往々にして、「行きたい高校」より「行ける高校」という進路指導や進路選択になりがちですが、それは感心しません。


◆もちろん、親御さんも一直線にこのような道を進んできたわけではなく、時に揺れ、不安に駆られ、言わなくてもいいことを幾度となく口にしそうになりました。そんなとき「親の会」での話し合いや、先輩ご家族の体験などを聞いて、心を落ち着かせ、乗り切ったそうです。「親の会」の役割の大切さもあらためて実感するお話でした。

親自身、気持ちがイッパイイッパイのとき、周りからのアドバイスなどはなかなか入ってきません。周りの声が入ってくるためには心の中にゆとりのスペースを作る必要があります。「親の会などで悩みや苦しみを吐き出すことが、そのスペースを作ることになる」と親業トレーナーの方がお話しされましたが、本当にそう思いました。


◆思春期以降に自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症・アスペルガー障害・その他の広汎性発達障害)の診断を受けた方及びその可能性のあるお子さんの家族による勉強会ふぉろーず

毎月第1日曜日の13:30~15:30、函館市総合福祉センター「あいよる」で開催されています。参加費は無料、お問い合わせは野村へ(090−6261−6984)


登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会では、運営委員を募集しています。

例会の後に適宜開催していますので、例会で話し足りなかったことなどを語り合う場にもなり、いろんな方々とのつながりも増え てとても有意義だと思いますので、お引き受けいただける方は野村までご一報いただければ幸いです!^^)!

※例会参加費:資料代200円(年会費千円納入の方、17歳以下のお子さんや学生は無料です)

※代表:野村俊幸   〒042-0932 函館市湯川町1丁目25番4号
 携帯:090-6261-6984  FAX:0138-57-3041 Eメール:tnomura@sea.ncv.ne.jp

※運営委員:安藤とし子 後藤健一 小林敏雄 鈴木三千恵 高石勇光 武井砂人 田中透 寺島真寿美 三浦晋一郎 匿名の方1名